米国シェール企業のホワイティング ペトローリアム(WLL) が経営破綻で株価大暴落!原油価格の急落による採算悪化

米国シェール企業のホワイティング ペトローリアム(WLL) が経営破綻で株価大暴落!原油価格の急落による採算悪化



原油価格の急落…ついに米国のシェール企業であるホワイティング ペトローリアム(WLL) が経営破綻

2020年はコロナショックで株価は記録的な乱高下…個人投資家はどう対処すべきか?

コロナショックによる先行き不安から世界的な株価の乱高下が続いています((+_+))
一時は急落から回復して上昇局面移行を匂わせましたが再び下落しています。

 

既に検査キット、治療薬、ワクチンの販売や開発が進んでいます。
先日は米製薬企業大手のジョンソン&ジョンソンが来年初頭に10億回接種分のワクチンを準備すると報道がありましたね。

関連記事>>>
ジョンソン&ジョンソン(JNJ)が新型コロナウィルスのワクチン発表で株価が上昇中!今後の株価の予想は?

 

 

人類がコロナウィルスにより滅亡・壊滅的な損害を受けるとは私は考えておりません。
しばらくは厳しい状況が続くでしょうが長くは続かないと予想しています。

外出抑制などによって企業業績も大きな損傷を受けるでしょうが、これも期間限定と考えています。
暴落した株価も数カ月~数年以内には元の水準に戻ると想定しています。

 

 

そのためコロナの影響による株価の乱高下にはそれほど動揺せずに淡々と積立買付けをしています。
底がどこか分からない以上は自分のルールに従って狼狽せずに投資するのみです(^^)

 

 

原油価格の急落こそ今後の株価下落の真の脅威か?

健康被害という観点で私はコロナウィルスに恐怖を感じています^_^;
しかし上述の通り、この状況が数年間も続くとは思っていません。

 

今後の株価の変動を考える上で気がかりなのはむしろ原油価格の急落だと感じています。

 

 

一般消費者からすれば街中の給油の際にガソリン代が安くなってラッキー…程度なのかもしれません。
しかし原油価格が世界経済に与える影響は大きく、当然に株価にも反映されます。

 

 

異常な原油価格の下落が気になっていましたが…
ついに米国の上場シェール企業であるホワイティング ペトローリアム(WLL) が経営破綻したと報道がありました。
このまま減産による価格調整を実施しなければシェール企業には厳しい経営環境が続くかもしれません。

「原油価格の長期チャートを確認!記録的な価格崩壊。」
「ホワイティングの株価はどうなる?」

 

 

私も含めて米国企業に投資する個人投資家はオイル企業が好きな方が多いのではないでしょうか?
高配当・連続増配銘柄が多く長期投資に向いていますね(^^)

とはいえ1つの企業に集中投資するのはやはりハイリスクです。
配当狙いで米国株式投資に興味がある方は是非一度は書籍等で勉強してみは如何でしょうか。

 

 

 

 

原油価格の急激な下落…OPECと非加盟国の減産合意未達が拍車をかけている状況

実際のところ原油価格の下落を気にしている方はどれくらいいるのでしょうか?
業種によるのでしょうが、私の職場では原油価格の話題になったことがありません^_^;

 

これだけ原油価格が急落しているのに無関心…
日本人で気にしているのは一部の業種の方と投資家だけなのでしょうか。

 

そんため原油価格の下落にピンとこない方が多いのかもしれません。
実際原油価格がどれほど急落しているか過去10年間の値動きのチャート参照してみましょう。

 

 

Whiting
参照:SBI証券 WTI原油先物チャートより

 

原油価格は2010年代前半は1バレルあたり80~100ドルのレンジにありました。
しかし後半にはシェール企業の台頭などもあり価格は下落、40~60ドル程度のレンジに一段切り下がっています…。

 

ところが2020年に入り原油価格は節目の40ドルをあっさり割り、20ドル程度まで暴落しているのです!

 

 

この下落っぷりは凄まじいものがあります((+_+))
原油価格の形成は需要と供給の関係で成り立ちます。
一体何が起きているのでしょうか?

 

まず供給面の問題が大きいです。
原油価格の下落を受けて産油国の間では減産による価格調整が話し合われてきました。

 

 

原油価格決定に大きな影響を持つOPECとロシアなどの非加盟国が3月初頭にも話し合いをもちました。
しかしながら減産の同意には至らず供給が絞らる見込みがなく価格下落となっています。

各ニュースサイトの情報によればOPECサウジアラビアなどが価格急落を嫌い減産強化を主張しているようです。
しかし石油市場でシェア低下を嫌うロシアが強固に反対しているようですね^_^;

 

 

参照:
REUTERS:ロシアの減産拡大拒否、長期的にはOPECに恩恵(2020年3月9日)
日経新聞:OPECと非加盟国、減産強化で合意できず ロシア抵抗(2020年3月7日)

 

 

また需要面でもコロナショックによる甚大な影響が懸念されます。
世界的な外出禁止・自粛や企業活動の抑制によりサービスやモノの需要が下がることが見込まれます。
そのためあらゆるモノの原料となる原油の需要も当然ながら減少するはずです。

 

世界的に需要が低迷する中で減産せずにジャブジャブと採油すれば当然ながら価格は暴落します。

 

原油の生産に関しては各国の様々な思惑が働くため増産・減産に一律で賛否が揃うことはないのかもしれません。
しかしここまで世界経済が影響を受けている歴史的な状況においては一致団結して欲しいですね。

 

そもそも不要に関わらず貴重な資源である原油をどんどん採油するのは科学者としては看破できません( ゚Д゚)
地球環境と継続する社会を見据えて産油国には早く結論を出していただきたいですね。

 

 

 

米国シェール企業のホワイティング ペトローリアム(WLL) が経営破綻で株価大暴落!

ロシアの原油減産の拒否の狙いは米国シェール企業?

さてそんな原油価格が暴落する中でついに恐れいたことが起きてしまいました( ゚Д゚)
米国の上場企業であるホワイティングペトローリアムが経営破綻したと発表があったのです。

 

原油価格の下落にも関わらず、ロシアがOPECの減産に同意しなかった理由について様々な憶測・報道がなされています。

参照:ニューズウィーク ロシアの原油減産拒否の標的は米シェール業界(2020年3月9日)

 

中でも注目されるのがパイプライン建設をめぐる米露の争いに端を発したシェール企業の狙い撃ちです。

 

 

ロシアは原油価格を下落させることで米国のシェール企業・産業を痛めつけることが狙いのようです。
これによりアメリカの原油生産能力を下げて、両国でもめている天然ガスパイプライン建設計画を進めるのが思惑みたいですね^_^;

 

うーん、世界をまたにかけた国家同士の争いがこの原油価格の暴落の本質的な原因のようです。

 

 

 

米国シェール企業のホワイティング ペトローリアム(WLL) が経営破綻

そんなロシアの思惑通りなのか、ついに米国のシェール企業が米連邦破産法第11条の適用を申請したと発表がありました。
シェールブームの際はよくに耳にしたホワイティングがまさか…。
恐れていた事態がまさに現実となってきているのです((+_+))

 

報道によれば新株との交換などを条件に約22億ドルの債務削減で債権者と合意したようです。
これによって現在の株主は再編後の新会社の株式のわずか3%だけを保有することになるとのことです。

 

今回の破産法申請と新株発行による債務免除でホワイティングが長期的に生き残れるか不明です^_^;

 

 

破産法適用の申請によりホワイティングの株価が大暴落

原油価格の暴落にあり懸念されつつありましたが、実際に破産法適用によりホワイティングの株主には大打撃です。
ホワイティングの株価がどのようになっているか、過去10年の株価チャートを確認してみましょう。

 

 

Whiting
参照:SBI証券 ホワイティング株価チャートより

 

 

これは…凄まじい下落ですね((+_+))
2014年には350ドル以上だった株価が2015年に100ドルを切るまで暴落しています。

 

その後も芳しくなし業績で軟調な展開が続いてました。
そしてついにホワイティングの株価は破産法適用申請の発表で前日比-44.5%安の0.37ドルまで大暴落しました。

 

 

つまり高値から株価はおよそ1000分の1となったのです( ゚Д゚)

 

 

いつまでもこの原油価格の低価格が続くとは思っていません。
しかし既にその影響はまず関連事業であるシェール企業の経営破綻となって顕在化しました。

今後はコロナショックの影響と相まって世界経済に暗い影を落とす可能性がありますね。。。
もちろん米国株だけではなく日本株も世界経済の停滞による影響を受けるのは必至です。

 

 

 

コロナウィルス問題は数年とかからずに近いうちに沈静化すると考えています。
しかしその影響による経済の停滞はもう少し長引きそうですね。

 

力強い米国経済の継続的な成長にかける米国株式投資といえど短期では絶対ではありません。
下落局面でしっかり買付けできるように長期で投資できるスタイルの確立こそ肝要ではないでしょうか(^^)?

 

 

私は来るべく2番底や長期低迷に向けてキャッシュを準備できるようにしたいと思います。
原油価格暴落で大きな影響を受けてるエクソンモービル(XOM)をどうするかが直近の大きな悩みですね(^^)

 

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米国株エクソンモービル(XOM) を購入!大暴落時も高配当金株でインカムゲイン重視で積立投資。

 

 

 

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