グラクソスミスクライン(GlaxoSmithKline, GSK)は英国のメガファーマ
日米高配当株とソーシャルレンディングで日々インカムゲインの増加を狙う管理人のクロノです。
最近では米国安定優良銘柄への長期積立投資の手法に取り組んでいます!
世界経済の中心であり、今後も人口増加で経済発展が期待できるアメリカに投資することは理にかなっていると考えています。
一方で、世界には他にも優れた企業が多く存在しています。
今回はイギリスを代表する企業の一つであるグラクソスミスクライン(GlaxoSmithKline)に注目しました。
ご存知の方もいるかもしれませんがグラクソスミスクラインは世界でもトップレベルのメガファーマ(巨大製薬会社)です。
グラクソスミスクラインは2017年度の売上高世界ランキングで第6位に位置しています。
売上高世界1位はスイスのロシュ、2位はアメリカのファイザー、3位はスイスのノバルティスです。
少し離れて4位と5位はアメリカのメルクとフランスのサノフィとなっています。
有名企業がズラリと並んでいますね!
ちなみに日本で売上高1位は武田薬品ですが、世界ランキングでは19位です。
グラクソスミスクラインの巨大さが伝わりましたでしょうか?
グラクソスミスクラインの株価はどうなっているの?
英国株の配当はポンドなの?ドルで支払われるの?
今回は米国株投資でも特殊なADR銘柄であるGlaxoSmithKline(GSK)について紹介します。
配当の支払いなどに疑問を持つ方が多いと思いますので説明していきます!
英国株グラクソスミスクラインは米国ADR(GSK)で購入可能
以前にユニリーバの統合を取り上げた記事で紹介しましたが、米国株にはADRというシステムがあります。
ADRでは米国外の企業に米国人が投資しやすいように、厳選された銘柄が取り揃えてあります。
ADRについて知りたい方は下記の記事をぜひご覧ください!
グラクソスミスクラインはイギリスの企業であるため通常は英国株としてポンド建てで投資する必要があります。
しかしADRはあくまで米国株扱いですので、ドル建てで投資が可能です。
さらに私がADRを利用してイギリス株であるグラクソスミスクラインへの投資に惹かれる理由が他にもあります。
それはイギリス株およびそのADRは配当金にかかる税金が0%なのです。
そもそも、外国株の配当金にかかる税金は外国税額控除を利用することで一定額まで所得税控除が可能です。
しかし控除額には上限があるため、配当金に税金がかからないイギリス株(ADR)は魅力的ですね!
外国税額控除について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧くださいね。
グラクソスミスクライン、ADR(GSK)の株価の動きは?
それでは早速グラクソスミスクラインの株価の動きについて確認してみましょう。
こちらは同社のホームページの投資家向けページからカスタマイズして表示可能ですよ。
1995年9月以降のADR(GSK)の株価とFTSE100との比較を以下に示します。
株価は順調に上がり、1999年には$69の高値を付けていました。
しかしその後は軟調で長年$30~$60の間のレンジ相場となっています。
逆に捉えれば株価は安定していると考えられます。
リーマンショックなど世界の経済状況が悪化した際にある程度の下落は避けられません。
しかしその後も下値で停滞することなく世界経済の好転に伴いレンジの幅内で回復が見られます。
私の所感としては、グラクソスミスクラインのADR(GSK)は株価の値上がりでキャピタルゲインを狙うような銘柄ではありません。
キャピタルゲイン狙いの外国株投資家の方は他の銘柄を購入することをオススメします!
一方、長期投資でインカムゲイン狙いであれば株価の値動きも限定的で安定しているため魅力的と考えられます。
GlaxoSmithKlineの配当は?ADR(GSK)はドル建て支払いのため為替変動に注意
続いてグラクソスミスクラインの配当について確認しましょう。
まずはADRではなくて、英国株のGlaxoSmithKlineの配当と増配の変遷をグラフにしました。
縦軸の単位はペンス(pense)になります。
換算は1ポンド=100ペンスです。ドルとセントの関係と同じですね。
2000年以降、順調に配当金の支払いが続いています。
リーマンショック時ですら減配しておらず、インカムゲイン狙いの投資先として非常に魅力的な配当施策を持つ企業だと思います。
一方で2014年以降は全く増配しておりません!
後ほど確認しますが、配当利回りが高いため今の配当金を維持するので精一杯な状態かと思います。
配当維持の姿勢は評価できますが減配のリスクがあることも考えておかなければなりませんね。
それでは続いてADR(GSK)の配当の履歴について確認してみましょう。
そもそもグラクソスミスクラインの配当支払いは英国株でも米国株でも差はありません。
しかしながらADRではドル建ての支払いとなるため為替変動の影響を受けるのです!
グラクソスミスクラインのホームページで入手可能なADR(GSK)の2013年以降の年度ごとの配当をグラフで示します。
先程のポンド建ての配当では一度も減配していませんが、米国建てでは配当金が減少しています。
ポンド高ドル安になればADR(GSK)での配当金は増加しますが、ポンド安ドル高になれば当然逆に減少します。
ADRで他国の株を購入する際は配当が為替の影響を受けることを認識して投資しなければなりませんね。
なお現在のADR(GSK)の株価は$41.28です。(2018年8月24日)
配当利回りは5.2%とかなり魅力的な水準にありますね!
グラクソスミスクラインは今が買いか。管理人の投資スタンスは?
既に2018年度2Qのグラクソスミスクラインの中間決算が発表されています。
順調に進捗していると考えていいでしょうか?
イノベーションにより新薬を開発・販売して成長してきたグラクソスミスクラインです。
しかし近年では各国とも医療費抑制のために新薬の承認や費用対効果の厳格化が進んでいます。
参照:グラクソスミスクラインHPより
他のメガファーマと同様にこれまでと同様の高い成長率を今後も維持できるかは厳しいかもしれません。
しかしながら人々の健康に寄与する同社や製薬産業がなくなることは考えられません。
M&Aなどの経営統合や経営の効率化を目的として大きな動きはあるかもしれませんね。
現在、私はグラクソスミスクラインの株を保有しておりません。
しかし税制面や分散効果から同社のADRの購入を前向きに考えています。
毎日発注はしているのですがなかなか約定しませんね…
実際に購入に至ったら続編として報告したいと思います!
追記
グラクソスミスクライン購入しました!
その後の分析や約定価格については下記の記事をぜひご覧ください。
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