TATERU(1435)の融資資料改ざん報道後も遅延なく無事全て償還!倒産危機はまだあるのか?

TATERU(1435)の融資資料改ざん報道後も遅延なく無事全て償還!倒産危機はまだあるのか?



タテルファンディングより9月案件の償還のお知らせが来ました

東証一部上場企業であるTATERU(1435)が運営するタテルファンディングの融資改ざん報道から2カ月程が経過しました。
既に多くの投資家がTateru fundingのファンドを解約済みと思われます。

私も償還まで期間が長いいくつかの案件は解約しました。
しかし大部分の案件については、直近でのTATERUの倒産やデフォルトはないと判断して投資を継続していました。

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本日Tateru fundingより9月に運用が終了したファンドの精算の案内がありました。
下記の点に注目して書きましたのでぜひご覧ください。

「9月償還ファンドは分配金が支払われたのか?」
「今後のTATERUの動向は?倒産危機はあるのか?」

 

Tateru fundingの9月案件の償還。ファンドの分配金は支払われたのか?

9月案件の分配金支払いはアパート売却の成否による

TATERUの融資資料改ざん問題後、多くの投資家がデフォルトを恐れて解約を申込みました。
そのためファンドの運用が難しくなり、解約ではなくTATERUによる口数の買取りで決着しました。

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買取りにより見事にファンドの継続に成功したTATERUですが、各ファンドの運用結果はどうなったでしょうか?
実は9月案件の前に、既に8月案件の分配金支払いと元金の返済が実施されていました。

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TATERU fundingで8月案件のファンドが無事償還!株価大幅下落も倒産の危機は免れるのか?

 

みんなのクレジットやラッキーバンクとは対応のレベルが違いますね^_^;
やはり上場企業は投資家などステークホルダーの目がありますから、疎かな対応はしませんね!

決算書からTATERUが現金および現金同等物を相当量内部留保しており、元金返済に余裕があることが分かっていました。
また緊急時に備えてか、保有していたGA technologyの株も全て売却して資産の現金化を進めていました。

企業の財務体質や安全性は財務諸表を見れば判断できます。
決して難しいものばかりでないので投資するなら一度初心者用の本などを読むことを強くオススメします。

 

 

しかし9月案件の分配金の支払いの可否とTATERUの内部留保額は別問題です。
結局Tateru fundingで建てたアパートが、契約したオーナーに売却されなければ分配金の原資が生じないためです。

融資資料改ざんの報道を受けて直前で解約に乗り出した大家も多くいるはずです。
もちろん当初の契約では直前のキャンセルなど決してできないでしょう。
しかし今回はTATERUに大きな落ち度であることからなんとか解約に至った方もいると推定します。

したがって既に建築中であった9月案件の対象不動産がどの程度解約されたのかは未知でした…。

 

ファンドの進捗確認から9月ファンドの対象不動産が全て竣工が完了していることは分かってました。
問題は竣工したアパートがきちんと大家に売却されて、入居が始まったのかですね!

 

全ファンドで分配金が支払われました!

結局、私が投資した全ての9月案件で分配金の支払いがありました(^^)
無事に売却が済み、アパートの入居も始まったようです!

今回償還を迎えた私が投資したファンドは5つです。
他のファンドの進捗確認ページが見れないため確認できませんがどうだったのでしょうか?
私の予想では全てのファンドで分配金の支払いがあったものと思います。

Tateru funding

参照:TATERU funding取引履歴より
分配金詳細は個人の特定を避けるため表示していません。

もし分配金が支払われなかったファンドがありましたら情報共有お願い致します!

 

TATERUの株価が再び下落中!このままで倒産危機は回避できるのか?

株価は節目の500円に…今後さらなる下落の可能性あり

融資資料改ざんの発覚を受けてTATERUの株価はストップ安を連発して一時500円を下回りました。
その後、戻りを期待した投資家の買いが入ったためか750円程度まで値を戻していました。

しかしその後は地合いの悪さも相まってズルズルと下落…。
株価は再び節目となる500円に近づいてきました。

 

Tateru funding
参照:SBI証券TATERU株価チャートより

 

TATERUは株主優待銘柄です。
12月の権利月に100株以上保有していれば、人気のQUOカードが3000円分も貰えます!

しかし優待には廃止リスクがあり、QUOカードは廃止リスクが高い株主優待だと思います。

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アクトコール(6064)が株主優待廃止と無配を発表!優待廃止リスクと株価下落の恐怖

 

優待のQUOカードの額面から現在の株価が割安と考えて購入された株主の方もいると思います。
今年は現金も豊富のため優待が実施される可能性があると思いますが、来年は…。

現在の株価でのPERは10倍、PBRが2倍程度ですので不動産セクター銘柄としては適正値です。
今後売上の減少などによりEPSが下がればさらなる株価の下落は避けられないと思います。

 

キャッシュフローはプラスになるか?4Qの営業CFに注目

TATERUの第三四半期決算報告は2018年11月18日です。
現状では第二四半期までの報告内容しか入手できません。

現金の流れを見るキャッシュフロー(CF)は企業活動から営業・財務・投資CFの3つに分けれます。
企業が続けるためには営業活動によるCFがプラス(黒字)でなければなりません。
これがマイナスのままですと運転資金がショートしていつか倒産に至ります。

TATERUの第二四半期の営業CFを見てみましょう。

 

Tateru funding
参照:TATERU投資家情報より

 

現時点で20億円のマイナスです。
前期で販売目的の不動産の仕入れがあるため2Qまではマイナスでも不自然ではありません。
問題は4Qまでにこれらを売却して営業キャッシュフローをプラスにできるかになります。

本決算の損益計算書から導かれる営業CFのマイナス幅と運転資金が判明します。
この数字の多寡の兼ね合いが今後のTATERUのおよその倒産危険度の目安となりそうです。

 

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