株主優待一部廃止！クラウディアホールディングス(3607)が優待制度改悪…減配も合わせて今後の株価は暴落か？ │ サラリーマン研究者クロノの投資ブログ

クラウディアHDはウェディングドレスなど衣装を中心としたブライダル企業

コロナショックで大きな影響を受けているのは外食産業だけではありません。
ブライダル関連事業を取り扱う企業も業績に大きな影響が出始めています((+_+))

めでたい行事だけに新郎新婦も列席者の感染などは絶対に引き起こしたくないはずです。
私の周りでも高額なキャンセル料を払って中止した方が何人かいます…。
そんな厳しい環境でもパートナーエージェントのように果敢に優待拡充を行う企業もあります( ﾟДﾟ)

今回はクラウディアホールディングスが株主優待制度の一部廃止や減配を発表したので情報をまとめました。
全ての優待が完全廃止ではありません…。
株主優待が好きな方は是非ご覧ください(^^)/

「クラウディアHDが株主優待の一部を廃止！」
「クラウディアHDが期末配当を無配に…。」
「クラウディアHDの今後の株価の見通しは？」

クラウディアHDはブライダル事業を総合的に手掛ける企業です。
とはいえ元々はウェディングドレスなどを手掛けるトップメーカーで衣装関連が主事業になります。

先述のパートナーエージェントと違って婚活サイトなどを運営しているわけではりません。
コロナによる結婚式の中止の影響をモロに受けていることは想像に難くありません((+_+))

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それでは早速ですがクラウディアホールディングスが株主優待制度の概要を確認していきましょう(^^)/
シンプルな優待制度なのですぐに把握できるかと思います。

クラウディアホールディングスが株主優待制度

権利月：8月
株主優待品：
①株主優待券
②おこめ券（2019年8月優待で廃止）

保有株式数と優待内容：
１）100株以上：①1枚＋②1kg分
２）200株以上：①1枚＋②2kg分
３）1,000株以上：①1枚＋②10kg分

クラウディアHDの株主優待は自社サービスに使える優待券に加えて、お米券が貰えました。
優待券はクラウディアHDの婚礼衣裳の購入やレンタル、挙式・披露宴の割引等に利用できるものです(^^)

しかし株主も人生でそう何度も挙式する方は稀でしょう。
株主優待を毎年貰っても中々活かし所がありません…。
一方でお米券であれば多くの株主が有効活用することができますね！

また保有株式数に応じて貰えるお米券の枚数も増えるので10単元まで保有するモチベーションになります。
多少の含み損なら配当と優待もらってしのぐこともできまいた。

しかし今回の優待改悪でクラウディアHDはお米券の配布を廃止としました。
株主優待券の配布は引き続き継続するようですが…
株主としては逆の方が良かったのでしょうが^_^;

クラウディアHDに限らず業績が急速に悪化した際に株主優待制度を廃止するのは珍しくありません。
そのような場合はクラウディアHDのように自社サービスの優待の方が廃止されにくい特徴があります。
自社サービスを株主を通じて広告してもらうなど企業側にメリットがあるからです(^^)

コロナ禍の発生は天変地異で同社に責任はもちろんありません…。
それでも株主還元が削られるとやはり残念に感じますね。

それでは続いてクラウディアHDの株価について確認していきましょう(^^)/
まずは過去10年間の同社の株価の変遷を参照します。

参照：SBI証券　クラウディアHDの株価チャートより

アベノミクスによる株高もどこにやら…
2011年頃から株価は500~700円でレンジ相場にあり大きな上昇は見られません( ﾟДﾟ)
2017年に一時は800円を越えた場面もありましたが株価はあっというまにレンジ相場に戻っていますね。

2019年に入り500円前後で危うい雰囲気を醸しだしていましたが…
2020年のコロナショックで一気に急落して一時は300円程度まで株価は大暴落していました((+_+))

一時に比べて株価は戻してきているとはいえまだ400円台前半です。
優待・期末配当の廃止で今後の株価は下落を免れないと思います。

今回のクラウディアHDのIR発表は優待の一部廃止に留まりません。
業績の下方修正にあわせて期末配当の廃止、0円（無配）転落も発表されています。

前期実績が営業利益3億800万、純利益6100万円ですがコロナ禍の影響で大幅に業績は悪化しています。
今回の修正予想で営業利益は－23億円、純利益は－24億円と巨額の赤字転落です((+_+))

さすがにこのレベルでは株主優待、配当とか言っている場合ではありません。
早く出血をとめて事業改善しなければ倒産の危機もあり得ます。

なお今回の赤字転落予想で身を切るのは株主だけではなくクラウディアHDの現経営陣もです。
すでに役員報酬の減額を発表しています。

とはいえ取締薬が20%、社外取締役が10%とかなり甘い減額となっています( ﾟДﾟ)
これだけの巨額赤字に陥るなら無報酬にしてしっかり業績回復に努めていただきたいものです。

さて今回は優待の一部廃止と期末配当の無配転落の発表で今後の株価が大変危惧されます…。
PTS取引から今後の株価について考えてみましょう^_^;

現在クラウディアHDのPTS取引の株価は395円で基準値比 -40 (-9.20％)と大暴落中です。
(20/07/03 19:49)

お米券が1枚440円相当、期末配当が10円なので本来は100株あたり1440円の下落が釣り合います。
しかし巨額の赤字予想を受けて損切で逃げ出す株主が発生している模様です((+_+))

一時は10%の下落幅を超えていました…。
業績立て直しと黒字奪還までは厳しい展開が続きそうです。

＊投資はご自身の判断と責任において行って下さい。

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