優待拡充!キユーピー(2809)が株主優待の継続保有期間を緩和。不調の株価の上昇のきっかけとなるか?

優待拡充!キユーピー(2809)が株主優待の継続保有期間を緩和。不調の株価の上昇のきっかけとなるか?



身近な企業、キユーピー(2809)が株主優待制度の拡充変更を決定

普段から利用している製品やサービスを製造する企業のオーナーになれるのも株式投資の魅力の1つです(^^)
自分が愛用している製品が「自分の」会社の製品になると一層愛おしく感じるものですね。

 

 

コロナ禍で多くの企業が株主優待制度の廃止や改悪を発表していますが…
今回はキユーピーが株主優待の拡充を変更したので内容についてまとめました。
マヨネーズなどキユーピーの製品を利用されている方は多いのではないでしょうか?

「キユーピーの株主優待制度の内容は?」
「優待拡充で継続保有期間が短縮!」
「キユーピーの株価と配当利回りは?」

 

 

 

コロナ禍で外出自粛が進み、外食系の優待の価値が相対的に下がってきています^_^;
一方で家の中で使える自炊系の優待のありがたみは増していますね。
優待を上手く活用して楽しく自炊しましょう♪

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それにしても優待変更が相次いでIRニュースをフォローするのが大変です!
毎日のように優待に関する報告が出てきますね…。
中にはキユーピーのように拡充変更もあるので要チェックですね。

 

 

 

 

 

 

キユーピーが株主優待制度の拡充変更を発表!継続保有期間の短縮で自社製品がゲットしやすくなりました

キユーピーの株主優待制度の変更の内容は?継続保有期間が短縮

それでは早速ですがキユーピーの新しい株主優待制度の内容を確認していきましょう(^^)/
旧制度のキユーピーの優待については下記の記事を参照してくだいね!

関連記事>>>
キユーピー(2809)の株価と株主優待制度は?株価下落はいつまで続く?配当利回りと株価指数から今後の株価を予想してみた

 

 

 

新旧制度を比較できるようにIR発表内容を一部参照します!
中々に魅力的な変更なので良く確認しておきましょう。

 

 

キユーピーの株主優待制度

権利月:11月
株主優待品:自社グループ製品
継続保有期間:半年~3年以上

保有期間と優待内容:2020年11月度より変更

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参照:キユーピーHP 株主優待制度

 

 

キユーピーの株主優待品は自社グループの製品詰合せです(^^)/
その優待内容なら人気化しそうな優待ですが…

kewpie

 

これまではキユーピーの優待取得には3年以上もの継続保有が必要で条件が厳しかったためか割とマイナーな優待でした。

 

 

 

しかし今回の優待拡充変更で半年の保有で優待品が貰えるようになりましたよ!
これなら優待目当てで同社の株式を購入する新規株主も増えそうです。

 

 

さらに3年以上の継続保有を達成している場合はこれまでよりも優待内容が豪華になっています。
長期保有している株主にも配慮したWin-Winの優待拡充になりますね(^^♪
もちろん自社商品のアピールになるためキユーピーにもうまみはあるかと思います。

 

 

 

 

キユーピーの優待拡充変更の狙いは?IR発表の内容を確認

コロナ禍で経済の先行きが心配される中で優待拡充とは株主には嬉しいですが…
キユーピーの狙いはどこにあるのでしょうか?
表向きの理由をIR発表の内容から確認してみましょう!

 

1.変更の理由
株主の皆様の日頃からのご支援に感謝するとともに、中長期的に当社株式を保有していただくことを目的として、株主優待を実施してまいりました。
このたび、当社株式を中長期的にわたり継続して保有していただける株主様との関係を、より一層大切にしていくことを主な目的として、実施内容を変更いたします。引き続きご愛顧いただくとともに、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

参照:株主優待制度の変更(拡充)に関するお知らせ

 

 

目的は継続保有株主への株主還元ということになっていますね。
確かに3年以上の保有では優待内容が拡充されているのでその目的は達成できるでしょう(^^)

 

 

しかし…個人的には株価の下落を経営陣が気にしているのではないかと邪推してしまいます…。
コロナ禍で自炊も増えており同社のような家庭調味料メーカーにはむしろ追い風の状況です。
この機に少し費用はかかるものの株主還元を強化して株価を上昇させてたいのかもしれませんね。

 

 

真実は分かりませんが個人株主にとってはありがたい変更ですね。

 

 

 

キユーピーの優待獲得は端株だけで条件達成となるのか?

さて継続保有が条件となると保有期間に加えて「保有株式数」が気になります。
長期保有株主の認定条件はどうなっているでしょうか?

 

2.贈呈対象
変更前:1単元(100株)以上を3年以上継続保有の株主様
変更後:1単元(100株)以上を半年以上継続保有の株主様

 

変更前と同様に新たな優待制度においても1単元以上の保有が必要と明記されています。
おそらく3年以上の継続保有についても同条件でしょう。

 

 

すなわち端株(1~99株)の保有ではキユーピーの継続保有条件は満たせないと考えられます。
残念ですが株主還元という考えからすれば至極当然のルールではあります^_^;

 

どうしても単元株の長期保有のリスクが許容できない方は端株の保有と空クロスも1つの手ですね。
手間も費用もかかるのであまりお勧めできませんが…。

現在単元株保有されている方も損益確定のための売買と買戻しや貸株で株主番号が変わる可能性があります。
念のために端株を他口座で保有しておくのが無難かと思います(^^)

 

 

 

端株取引は現状ではSBIネオモバイル証券が手数料がかなり安いので私は多用しています。
もはや優待銘柄の端株保有口座として優待投資には必須となっていますね(^^)/

 


関連記事>>>
SBIネオモバイル証券で端株投資がおすすめの理由を徹底解説!端株優待とは?

 

 

 

キユーピーの株価が下落中…優待拡充で上昇反転となるか?配当利回りと株価指数を確認

キユーピーの株価チャートを確認!株価はいつ下げ止まるのか?

それでは最後にキユーピーの株価について確認していきましょう(^^)/
まずは過去10年間の同社の株価の変遷について参照します。

 

 

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参照:SBI証券 キユーピーの株価チャートより

 

 

2011年頃にキユーピーの株価は1000円程度だったのですね!
リーマンショックの影響で株安だった時からアベノミクスで株価は大きく上昇しています。

2015~2016年は優待銘柄の人気もあってか一時は3500円を越える場面もありましたね。
わずか数年で株価は3倍…株主も大満足だったかと思います(^^)

 

 

しかし2018年頃から業績の翳りが見えたのか株価はゆっくりと下落をはじめます…。
2020年には下落スピードを速めて株価は2000円を割ってしまいました((+_+))

 

 

アフターコロナの世界では自炊銘柄として業績が上向きそうな予感もしますが( ゚Д゚)
中々ヒット商品が新たに出てこない企業なのも不人気の原因でしょうか?
マヨネーズがある限りは一定の収益は今後も期待できるのですが成長性は…。

 

 

 

キユーピーの株式は優待拡充のいまが買い時か?配当利回りと株価指数を確認

節目の2000円を下回りコロナショックからの回復もままなりません。
ここまで売り込まれるとキユーピーの株式はお買い得なのでしょうか?

 

配当利回りと株価指数を確認していきましょう(^^)/

 

 

 

現在のキユーピーの株価1,902円で予想PERは35倍、PBRは1.2倍程度です。
(20/08/07 15:00)

 

株価の下落が続ているものの株価はむしろ割高感も感じます…。
それでもPTS取引では優待拡充の発表を受けて株価は上昇しています!
個人投資家の根強い人気はありそうですね。

 

 

キユーピーの予想1株配当は40円、予想年間配当利回りは2.1%程になります。
決して高くはありませんが長期保有する上では可能な数値かと思います(^^)

 

ただし2020年度の予想配当性向は74%にも達成しています。
例年であれば30%程度なので単年度だけであればいいのですが…
配当と優待が継続できるかはキユーピーの株価においては非常に重要と考えます。

 

 

 

優待好きの端くれとしてキユーピーの株式は監視していました(^^)
最近下落していたので買い時かと思い注目していたのですが…
優待拡充で株価は上昇に転じそうですね!

 

うーん、買い時を逃したのかもしれません。

 

*投資はご自身の判断と責任において行って下さい。

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