アルペン(3028)がリストラ発表!業績の悪化が懸念されるが株価と株主優待は今後どうなるのか?

アルペン(3028)がリストラ発表!業績の悪化が懸念されるが株価と株主優待は今後どうなるのか?



アルペン (3028)が希望退職者募集(リストラ)をIR発表しました

投資家に限らずアルペンという企業をご存知の方は多いと思います。
ウィンタースポーツ用品の販売でお馴染みのアルペンになります。

アルペングループとしてはそれに限らず、ゴルフ関連やフィットネス関連などの事業もあります。
またスポーツ用品でもウィンタースポーツに限らず、一般のスポーツ用品でも奮闘していますね(^^)

 

さて今回はそのアルペンが希望退職者の募集をIR発表しました。
希望退職者と言えば聞こえは良いですが…いわゆるリストラというものですね。

確かに一時ほどウィンタースポーツが盛り上がっている感じはありません。
いつの間にかアルペンは企業としては大分追い詰められていたのでしょうか?

 

アルペンは優待銘柄としても投資家の間では人気の企業です。
今回は下記の観点からアルペンの業績を含めて記事にしました。

「アルペンの業績悪化で株主優待はどうなる?」
「アルペンの業績発表…今後の株価や利回りはどうなる?」

 

アルペンのリストラの内容は?業績改善のための抜本的改革が必要

希望退職者募集の内容が公表!特別加算金や再就職支援はあるようです

アルペンが1月9日に希望退職者の募集をIR発表しました。
私は普段から株主優待銘柄を中心にIR発表の情報収集をしています。

株主優待の新設や廃止は普段から気にかけてみるようにしています。

 

一方でリストラ関係のIR発表も気になってしまいます…。
サラリーマン投資家としては本業の収入がまだまだ重要です。
自分の会社ではないとはいえ、リストラの発表があると身につまされる思いです…。

 

それでは今回のアルペンが発表したリストラに関するIR発表内容を確認してみましょう。

1.希望退職者の募集を行う理由

当社は、今後の持続的な成長に向けて抜本的な構造改革を進め、収益性の改善を図っていくための施策の一環として、希望退職者を募集することといたしました。

2.希望退職者の募集の概要

(1) 対象者:平成31年3月20日現在、当社および子会社である株式会社ジャパーナに在籍する45歳以上64歳未満の社員
(2) 募集人員:300名程度
(3) 募集期間:平成31年2月4日から2月20日
(4) 退職日:平成31年3月20日
(5) 優遇措置:規定に基づく退職金に加えて、特別加算金の支給を行う。また、希望者に対しては再就職支援会社を通じた再就職支援を行う。

3.今後の見通し

今回の募集に伴い発生する特別加算金および再就職支援費用は、平成31年6月期第3四半期において特別損失として計上する予定です。なお、現時点では応募者数および特別加算金総額等が未確定であるため、特別損失の計上予定金額は、募集期間終了後、速やかにお知らせいたします。

参照:株式会社アルペン希望退職者の募集について赤字は強調のため管理人が着色

 

今回のリストラの理由は収益の改善が目的のようです。
募集する人数は300人程度、現在のアルペングループの写真は4000人弱です。
グループとしては8%程度の従業員を減らすことになります。

募集の年齢条件は45歳以上64歳未満とこれもありがちな条件です。
業績改善のために給料が高い中堅以上の社員を削減するのが目的です。

 

しかし今回は通常の退職金に加えて特別加算金がしっかり追加されます。
この支給月数によっては次のキャリアを考える方もそれなりにいるのではないでしょうか?

通常の退職では自己都合扱いで退職金が目減りすることが多いと思います。
私は自分がリストラに自ら応募するなら以下の3点を重要視します。

 

・会社都合退職
・特別加算金
・再就職支援

 

会社都合であれば退職金の目減りを避けて、満額の支給が考えれます。
また会社都合であれば次の職を見つけるまでの間の保障がかわります。

また元々アーリーリタイアを考えていた方には特別加算金が重要なのではないでしょうか?
アルペンは公表していませんが12~24ヶ月分の給与を加算あたりが無難でしょうか?
日本ではリストラするのは実はとてもお金がかかります…。

景気循環と業績から考えてキャッシュが豊富なうちにリストラを断行する企業も多いと思います^_^;

 

アーリーリタイアをする年齢でなければ次のキャリアを考えなければなりません。
元々他社から声がかかるような優秀なサラリーマンは極一部ではないでしょうか?
やはり40代で退職するのであれば次の就職先は支援して頂きたいですね。

 

アルペンの決算発表、第1四半期連結は赤字に転落

業績改善が目的との発表でしたが、実績はどの程度なのでしょうか?
今回のリストラに関しては東洋経済の記事となり、Yahoo!ニュースにも取り上げられています。
アルペン、突然300人リストラに至った裏事情

 

それではアルペンが発表した第1四半期の内容を実際に確認してましょう。

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参照:平成31年6月期 四半期報告書(第47期第1四半期)

 

前年同期比で順調な黒字から一転、赤字に転落です…。
経営陣は売上高がそれほど落ち込んでいない状況で早速手を打ったことになります。

日本企業は赤字転落しても中々、抜本的改革に乗り出さない印象があります。
アルペンの今回の対応はかなり経営危機を認識した対応と言えるのではないでしょうか。

 

前述のように従業員の削減には費用がかかります。
将来に備えてキャッシュがある内に出血を抑える手を打ったことになりますね。

 

業績悪化でアルペンの株価は暴落中…株主優待の維持は可能なのか?

アルペンの優待は大人気!使いやすい優待で株主の支持を得ています

アルペンは優待好きには有名な企業です。
私もアルペンと聞くとウィンタースポーツと株主優待が頭に浮かびます(^^)

それでは人気の株主優待の内容を確認してみましょう。

アルペンの株主優待の概要

権利月:年2回(6月と12月)

株主優待内容:アルペングループの全店および全施設で利用できる優待券

贈呈基準
100株~499株:2,000円相当
500株~999株:5,000円相当
1,000株以上:7,500円相当

参照:アルペンHP 株主優待の説明より

 

アルペンの株主優待は現金同等に使える「株主特別御優待券」になります。
店舗の商品の購入に限らず、施設の利用料の支払いにも利用可能です。
割引券などと違って使いやすく、価値が高い優待ですね(^^)

ただしオンラインショップなど一部の店舗や施設では使えないので注意しましょう。

 

さて昨今では株主優待の廃止を発表する銘柄が増えています。

関連記事>>>
小僧寿し(9973)が業績悪化で株主優待を廃止…倒産の危機なのか?株価は買い時か考えてみた。
アクトコール(6064)が株主優待廃止と無配を発表!優待廃止リスクと株価下落の恐怖

 

アルペンの株主優待は自社サービス関連になります。
今回の赤字転落で廃止を発表しなかったことから、しばらくは優待を維持する方針だと思います。

株価や優待での株主還元を考えると、現時点で廃止すれば株主に大打撃を与えるでしょう。
しかし赤字が継続すれば先日の小僧寿しのようにやむを得ない廃止もあり得ます。

 

優待目的でアルペンの株を保有している方は放置せずに業績をしっかりチェックしましょう。

 

優待人気で上昇していた株価は大暴落中…それでも指標的にはまだ高値圏です

アルペンは使い勝手の良い優待が人気で株価も順調に上がっていました。
直近3年間のアルペンの株価の変遷について確認してみましょう。

 

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参照:SBI証券 アルペンの株価チャートより

 

2018年には一時は2600円を超えて高値を更新する場面もありました。
しかし業績の悪化を受けて株価は一気に下落トレンドに入りました。
株価は高値の2600円から1000円マイナスの1600円台まで下落しました。

 

それでも現在の株価で予想PERは32倍、PBRは0.65倍になります。
資産の割には収益が上がっていないことが分かります。
また今回の四半期の赤字転落を受けて業績がどんどん悪化修正されればPERはさらに上がります…。

売上高はある程度は維持しているので費用を抑えてまずは一刻も早い黒字化が必要ですね。

 

予想1株配当は40円で年間配当利回りは2.4%程になります。
100株保有であれば優待が年2回で合計4000円相当、利回りは2.4%程です。

配当と株主優待を合わせた年間総合利回りは4.8%になります。
アルペンの店舗や施設を利用するのであれば中々魅力的な利回りですね!

 

今回の改革で早期に黒字化ができれば株価の下落も落ち着くと思います。
個人的には経営陣の俊敏な判断と利回りを評価して購入したい銘柄に入れています。
他社との差別化が難しい事業ですがしばらく業績の動向を見守りたいと思います。

 

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クラウドポートのFunds(ファンズ)で新たな資産運用、貸付投資が魅力的!ソーシャルレンディングとの違いは?

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