JT(日本たばこ産業)(2914)が株主優待制度を変更。高配当株だが長期保有限定の改悪で株価はどうなる?

JT(日本たばこ産業)(2914)が株主優待制度を変更。高配当株だが長期保有限定の改悪で株価はどうなる?



JT(日本たばこ産業 )が株主優待制度の変更を発表しました

日米の高配当優良銘柄の積立投資が好きな管理人のクロノです。
たばこ関連株は国に限らず、事業の先行きが不透明なため株価が低迷しています。

そのため現状利益をしっかり出せているたばこ会社は利回りが高くなっています。
さらにJT(日本たばこ産業)は日本株らしく株主優待も実施しています。

 

株主優待人気で優待目的の株主が増加しているため企業も対策を講じてきています。
今回はJTが株主優待制度の変更を発表しました。

 

JTの優待内容と株価の観点から記事をまとめました。
高配当株であるJTの株主優待や配当利回りに興味がある方は是非ご覧ください。

「JTの株主優待制度の変更内容は?」
「株主優待制度の変更で株価はどうなる?」
「JTの株価は利回りなどから買い時なのか?」

 

株価優待制度の変更でJT株は長期保有が必要になりました

それではJTの株主優待制度について確認しましょう。
今回は旧制度と新制度を比較したいと思います。

矢印(⇒)前は現行制度、矢印後は新制度の内容になります。

JT株主優待制度の変更の概要

割当基準日 :年2回(6月30日、12月31日)⇒年1回(12月31日)
継続保有期間 :条件なし⇒1年以上

Aコース:100 ~199株
1,000 円相当の当社グループ商品または相当額の寄付⇒2,500 円相当の当社グループ商品または相当額の寄付

Bコース:200 ~999株
2,000 円相当の当社グループ商品または相当額の寄付⇒4,500 円相当の当社グループ商品または相当額の寄付

Cコース:1000 ~1999株
3,000 円相当の当社グループ商品または相当額の寄付⇒7,000 円相当の当社グループ商品または相当額の寄付

Dコース:2000株以上
6,000 円相当の当社グループ商品または相当額の寄付⇒13,500 円相当の当社グループ商品または相当額の寄付

参照:日本たばこ産業株式会社 株主優待制度の変更に関するお知らせより

 

これまで年2回実施されていた優待ですが年1回となりました。
株主からすると優待回数が減ると権利落ちによる株価の下落が大きいので好ましくありません…。
しかし企業からすると株主優待の準備の手間や、配送料を削ることができます。

 

ちなみに私は200株保有でBコースを頂きました。
JTの株価は同社の食料品で実用的なものが多いです。
我が家では毎回食料品を頼んでいますが、スープ以外にも面白い商品が多いのでオススメです(^^)

JT

 

 

今回のJTの株主優待制度の変更の1番の改悪ポイントは継続保有期間の条件の新設です。
これまで特に制限がありませんでしたが、今後は1年以上の保有が必要になります。

近年のクロス取引などで短期株主数が増加していることに対する対抗策ですね。
優待好きの短期株主からすれば改悪ですが、長期株主にとってはメリットもありますね。

 

なお今回から優待回数が1回に減ることに伴い優待価値も倍増しています。
実際には各コースで2倍以上の価値になっているので、長期株主は若干ですが優待価値が上がる恩恵を受けれます!

 

JTの株価は暴落中…高配当で利回りが向上した今が株の買い時か?

株価暴落でもまだ割安感は出ず…配当利回りの高さが唯一の頼み

続いてJTの株価の変遷について見てみましょう。
アベノミクスの恩恵で多くの銘柄が値上がりした3年間を振り返ってみます。

JT
参照:SBI証券 JT株価チャートより

2016年には4700円台もつけた株価ですが、その後はきれいな右肩下がりです…。
現在の株価は1800円台で半額以下、この上昇相場にも関わらず大暴落です^_^;

 

世界的にたばこ産業に対して逆風の状況が続いています。
日本でも若者の喫煙率の低下で喫煙者数はどんどん減っています。

そのような斜陽産業なのに加えて、最近では電子タバコが登場しました。
電子タバコ市場で海外勢に出遅れたJTに対して株主が悲観して株を手放していった結果がこのチャートです。

ちなみに私は米国のたばこ株であるアルトリアの株主です。
こちらの株価もJTと似たような状況にありますね…。

関連記事>>>
米国株アルトリア-Altria(MO)を購入!高配当・高利回りだけど投資すべき?

 

現在のJTの株価の各指標について確認していきましょう。
現在の株価で予想PERは13.7倍、PBRは1.9倍程になります。

株価が半値以下となり大分割安に感じていましたが、指標的には平均並みでしょうか。
斜陽産業と思われながらもこのPERを保てるのは配当利回りと株主優待の恩恵です。

 

JTの予想1株配当は150円です。
年間配当利回りはなんと驚きの5.3%もあります。

単元株である100株保有の場合、新制度の株主優待では年間2500円相当の優待品がいただけます。
株主優待は年間利回りにすると0.9%弱です。

配当と優待を合わせた利回りは6.2%と非常に高い値となっています。
私は5%以上が投資の判断基準のひとつなので利回りの観点からは合格銘柄ですね!

 

株主制度変更でJTのPTS(夜間取引)の株価はどうなっている?

本日の株主優待制度の変更ニュースを受けてPTS(夜間取引)の株価はどうなっているでしょうか?
短期株主には不利な内容ですが、優待にかかる費用を抑えて利益改善が望めるため長期株主には良い内容です。

現在の株価は前日+16円の2835円になっています。
どうやら市場は企業利益を守るJTの判断に好意的なようです。

 

また優待変更の内容も最悪な廃止ではなく、額面上は改善ポイントもあったことが大きいです。
JTは自社製品を宣伝を兼ねた優待品として株主に配っています。

自社製品が優待の場合は、宣伝効果もあるため優待を廃止するリスクは低いと思います。
一方、株主が大好きな現金同等に使えるQUOカード優待は廃止リスクが高いので怖いですね。

関連記事>>>
アクトコール(6064)が株主優待廃止と無配を発表!優待廃止リスクと株価下落の恐怖
ジオネクスト(3777)が株主優待の廃止と決算をIRで発表。優待投資で避けるべき銘柄の特徴とは。

 

優待廃止のかわりに、株式の長期保有を優待受取の条件にする企業も増えてきています。
本当に魅力ある企業と株主優待なら、長期保有を検討してみる価値があると思います。

関連記事>>>
オートバックスセブン(9832)の株主優待が到着。優待制度改悪で株価は暴落中。
イオン (8267)は株主優待で株価が上昇中。カード割引やキャッシュバック、ラウンジがお得!

 

(追記)JTがカナダで控訴審に敗訴…巨額の賠償金の支払い命令を受けました

たばこ株の保有で懸念となるのが訴訟問題です。
米国株でシーゲルによる過去の銘柄解析で大きな利益を与えたのはたばこ株です。
これは健康被害による訴訟リスクで常に株価が低い状況にあったことが理由して挙げられています。

関連記事>>>
米国株アルトリア-Altria(MO)を購入!高配当・高利回りだけど投資すべき?
米国株アルトリア、Altria(MO)から配当が出ました。株価が大暴落で配当利回りは上昇中!

 

では日本株であるJTはどうでしょうか?
JTも世界展開しているため同様のリスクが懸念されます。

 

今回はカナダ・ケベック州における控訴審判決がIRニュースで報告されました。
カナダ・ケベック州集団訴訟の控訴審判決について

 

被告になっているのはJTの現地子会社であるJTI-MCと他の現地たばこ会社2 社です。
カナダの集団訴訟2 件の第一審判決を不服として控訴していました。

 

第一審判決はどのような内容だったのでしょうか?

本判決では、2015 年にケベック州上位裁判所がJTI-MC に対して、
損害賠償金として総額約20 億カナダドル(約1,672 億円)の支払いを命じました。
これに対してJTI-MC は判決を不服として控訴していました。

 

しかしながら今回ケベック州控訴裁判所がJTI-MC の請求を棄却する判決を出しました。

 

この控訴審判決は、先述のケベック州上位裁判所の判決を支持しているものです。
JTI-MC に約17.7 億カナダドル(約1,480 億円)もの巨額な賠償金の支払いを命じる旨だったようです。
1 カナダドル=83.61 円(2019 年2 月平均TTM レート)で計算

なおJTは現在その内容について精査中とのことです。
さらにJTI-MC は、上告も含めてあらゆる手段を検討するとのことです。

たばこ株は常にこのような訴訟が続いており、株主はひやひやします。
JTは配当利回りから魅力的な銘柄ですが、このあたりも考慮して投資したいですね。

 

管理人クロノはクラウドポートのFundsに期待してます!

私は株式投資以外のリスクを下げた投資も組み合わせ資産運用しています。

今期待しているのはクラウドポートが運営するFunds(ファンズ)です。
上場企業に対する貸付するファンドへの投資なので安定感がありそうです!
ソーシャルレンディングとは違う仕組みですが、株式よりSLに近い印象です。

Fundsに興味がある方は是非ご覧くださいね。

関連記事>>>
クラウドポートのFunds(ファンズ)で新たな資産運用、貸付投資が魅力的!ソーシャルレンディングとの違いは?

まだ実際のサービスは開始されていないですが、参加企業を見る限り初期案件はさすがに良さそうなものが揃えられていますね(^^)
まずは口座開設を済ませて、納得できる貸付投資の案件が出たら少額からはじめるのをオススメします。

無料口座開設(公式サイト)>>>Funds

 

管理人クロノはソーシャルレンディングで資産運用中です。

株式投資と違い日々の値動きを気にせずに資産運用が可能なのがソーシャルレンディングです。
しかしながら最近になり事業者リスクが高まり、運用するSL業者の選別が重要になっています。
私が現在投資中のSLの中でも今オススメできるのはOwners Bookになります!

利回りはそれほど高くありませんが、不動産プロの目利きによる案件のレベルの高さがいいですね。
また、早期償還になった際に想定利回りが上昇することもあるので資産の運用効率も良くなりますね!

案件数はそれほど多くない上に人気化することも多いです。
まずは口座開設を済ませて、納得できる案件が出た際に少額から投資を開始するのをオススメします。

無料口座開設(公式サイト)>>>OwnersBook

管理人のOwnersBookでの実績はこちら
>>>OwnersBook(オーナーズブック)の実績紹介。実績と評判でソーシャルレンディングを選ぶべき!

 

*投資はご自身の判断と責任において行って下さい。

クリックして頂けると大変励みになります(^^)
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ にほんブログ村 株ブログ ソーシャルレンディングへ