ジオネクスト(3777)が株主優待の廃止と決算をIRで発表。優待投資で避けるべき銘柄の特徴とは。

ジオネクスト(3777)が株主優待の廃止と決算をIRで発表。優待投資で避けるべき銘柄の特徴とは。



ジオネクスト(GEONEXT)が株主優待の廃止をIRで発表しました

日米優良株の積立投資と株主優待で地道資産形成を狙う管理人のクロノです。
株価の動きが激しいのでなんとなく参入したくなります…。
しかしサラリーマン投資家が積極的になるような相場環境ではないですね^_^;

 

今回はジオネクスト(GEONEXT)から株主優待を廃止する旨のIRが発表されました。
あわせて決算発表もされています。

今回は下記のポイントで記事にまとめました。
株主優待投資で避けるべき銘柄の特徴も見えてきましたね。

「ジオネクストの廃止される株主優待の内容は?」
「今回の優待廃止で株価はどうなる?上場廃止はあるのか?」

 

最近では株主優待が大人気です。
桐谷さんがブームの火付け役でしょうか?
優待廃止が相次いでいるので桐谷さんのご意見を伺いたいです。

 

ジオネクストの株主優待はQUOカードが貰えました

それではジオネクストの株主優待の内容について確認しましょう。

ジオネクスト株主優待制度の概要
権利月:12月
必要保有株式数:2,000 株(20 単元)以上
優待品:QUO カード(クオカード)1,000 円分

 

ジオネクストが廃止する株主優待の内容はQUOカードです。
やはりまたしてもQUOカード優待が廃止されましたね…。

自社サービスや自社製品の優待に比べてQUOカード優待は廃止される率が高いように感じます。
自社の宣伝効果が低いうえ、原価率が高いのが原因と思われます。
最近でもアクトコールがQUOカード優待を廃止していますね。

関連記事>>>
アクトコール(6064)が株主優待廃止と無配を発表!優待廃止リスクと株価下落の恐怖

 

 

ジオネクストが発表した優待廃止のIRについて内容の概要をまとめました。

・ 株主優待制度廃止の理由
株主の公平な利益還元のあり方という観点を考慮した。

・株主優待制度廃止の時期
平成30 年12 月末現在の株主優待制度から廃止する。

参照:株主優待制度の廃止に関するお知らせ

 

株主優待の廃止が株主の利益還元の公平性にどのような影響があるのでしょうか?
理由としては保有株式数と優待が活かせない大口法人の存在があります。

 

ジオネクストの株主優待は2,000株以上保有している株主は一律1000円のQUOカードです。
つまり2,000株でも20,000株でも貰える優待価値の相当額が同じということです。

つまり20,000株の株主は2,000株の株主より10倍多くの株式を保有しているためリスクが高いです。
高いリスクにも関わらず、貰える優待額(利回り)が一緒ではリスクに見合っていません。
そのため利益還元の公平性が弱くなるという一面があります。

 

また法人がジオネクストの株を保有している場合を考えます。
上述のようにビジネスの観点から多くの株式を保有しても利回りが2,000株の株主より悪くなります。
また法人なのでQUOカードを貰ってもどのように使用するか判断に困りますね。

 

ではどうすれば株主の利益還元の公平性を保てるのでしょうか?
最もポピュラーなのは優待にかかっていた費用分を配当金に充てることです。

配当金であれば保有株式数に比例して配当金額も増額されます。
つまりリスクに応じて株主還元を享受できることになりますね(^^)

 

したがって優待にかかっていた費用を配当などで還元するならば意図は理解できます。
しかし現時点ではそのような情報はありません…。

またもともとそのような一面があることを承知の上で株主優待を導入しているはずです。
株式数のみならず長期でジオネクストの株を保有する株主のインセンティブという目的もありました。

それを権利月12月のわずか1カ月前になって突然廃止するのは少し配慮に欠けるように思いますね^_^;

 

ジオネクストの株価は低い、低位株になります。

つづいてジオネクストの株価の変遷について確認しましょう。

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参照:SBI証券 ジオネクスト株価チャートより

 

ジオネクストの株価はここ1年程は50円前後で上下するレンジ相場になりました。
100株あたり5000円程度のいわゆる低位株の一つです。

こういった低位株は株式のプロの思惑が入った突然の高騰が起きたりもします。
しかし根拠のない爆上げを期待して低位株を大量に購入することは全くおすすめできません。

低位株の株価が低いのは大抵の場合、相応しい理由があるものです。
また低位株の中には上場廃止の可能性があると考えられて、低額なものを多くあります。

 

いずれにしてもサラリーマン投資家が気軽に参入するような銘柄ではないと思います。
冒険がてら単位株に手を出すくらいで様子見することが吉だと思います。

 

そんな低位株のジオネクストですが、予想PERは78倍以上もあります。
PBRもおよそ2.4倍もあり、全く割安株とは言えない状況です。

株価が低いのでお買い得と思われる投資家もいらっしゃるかもしれません。
しかし冷静にEPSから導かれるPERなどの指標を考察しましょう。

 

ジオネクストは株価自体は安いですが、利益も上げれておらず高PERになっています。
PBRも1倍を超えて割高であることから、わざわずギャンブルのように購入するのはしっかり考えるべきです。

 

ジオネクストの今後の株価は?管理人の投資スタンスは非参入です!

株主優待の廃止と同時に決算報告もIR発表されています。
ジオネクストの平成30年12月期第3四半期決算短信の概要を見てましょう。

 

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参照:平成30年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

 

前年度に比べて売上高は3倍程度に伸びています。
また営業利益、経理上利益ともに改善して赤字決算から黒字決算になっています。

上場廃止の可能性も示唆されて低位株となっていただけに黒字好転は嬉しいですね。

 

決算も好転してきたところで株価値上がりを期待してジオネクストの株を大量に購入すべきでしょうか?
現在の厳しい競合環境を見る限り、安易に成長を期待して投資すべきではないと思います。

世界的に株価の乱高下が続いている状況でのまとめ買いやまとめ売りは自分に不利に働きそうです。
優待も廃止されるということで管理人はジオネクストに参集する気は現在のところありません。

 

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