SBIソーシャルレンディングが分配金支払いの遅延に関する日経新聞の記事に反論。

SBIソーシャルレンディングが分配金支払いの遅延に関する日経新聞の記事に反論。



SBIソーシャルレンディングの分配金の遅延を日経新聞が報道

インカムゲイン重視の投資により安定的な不労所得の向上を目指す管理人のクロノです。
中でもソーシャルレンディングは重要な投資方法と考えており積極的に利用しています!

しかし最近のソーシャルレンディング業界では企業不祥事が多発していますね…。
そのためSLでは案件リスクの低減以上に事業者リスクの低減が最重要になっています。

そのため私は上場企業が直接運営、またはグループ会社となるSL業者を中心にオススメします。

 

現状、私はTateru Funding、SBIソーシャルレンディング、OwnersBookを中心に投資しています!
安全性が高いと考えられるこれらのSL業者ですが…既に当ブログでお伝えした通り、
SBIソーシャルレンディングから分配金遅延のお知らせがありました。

 

今回、この分配金支払いの遅延の件に関して日本経済新聞が報道する事態となりました。
さらに本記事を受けてSBIソーシャルレンディングは反論をお知らせに掲載しております。

泥仕合化している最近のソーシャルレンディング業界にまつわる各種報道ですが・・・

「日経新聞の報道内容の内容の意味は?」
「SBIソーシャルレンディングの遅延した分配金と元本は返済されるの?」

そんな疑問に対して現時点での管理人の主観による考えをまとめました。

 

日経新聞の報道内容は?遅延会社やSBISLの対応に言及

それではまずは日経新聞の報道について考えてみましょう。

今回日経新聞は本件を「ネット金融、急拡大で増えるひずみ」と記事タイトルに銘打っています。
ソーシャルレンディングを利用する投資家としては不安になるタイトルです…。

考察のために、本記事のSBIソーシャルレンディングに関する一部分について以下に参照します。

 

SBIソーシャルは9日、運用する7つのファンドで予定した分配金の一部が支払えなくなったと発表した。個人から集めたお金の貸付先である不動産会社2社から利息が払い込まれなかったためだ。SBIソーシャルは今後、担保不動産を競売にかけるなどして資金の回収を図るが、分配は1年ほど遅れる可能性がある。

(中略)

SBIソーシャルの分配停止自体は法律や規約に違反しないが、貸付先から利払いが止まった詳細な理由や影響額などは現時点で不明だ。

参照元:日経新聞「ネット金融、急拡大で増えるひずみ」 
2018/7/12付 情報元 日本経済新聞 朝刊

 

今回の報道で投資家にとって重要なのは下記3点になります。

・支払いを延滞した貸付先は2社だった。
・分配は最大で1年程の遅延する可能性あり。
・SBIソーシャルレンディングの手続きは法律・規約違反ではない。

 

分配金の支払いを延滞した貸付先の不動産は会社は2社だったようですね。
こちらは本記事を読むまで私は知りませんでした。

遅延している対象ファンドは7件ですが、それぞれのファンドでこの2社がどう含まれているのかは不明です。

一方、競売手続きのために支払いが遅延することは既にSBIソーシャルレンディングから連絡がありました。
全体として今回の遅延に関して大きな進展や新たな情報公開はありませんでした。

 

SBIソーシャルレンディングが日経新聞の報道に対して早速お知らせで反論

日経新聞による報道を受けて、すぐにSBIソーシャルレンディングはお知らせを掲載しました。
内容について確認してみましょう。

青字部分は管理人が強調のため着色しています。

弊社に関する報道について

 平素は、弊社をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。

 本日の日本経済新聞朝刊において弊社に関する報道がなされましたが、当該報道において言及されている弊社運営ファンドにおける分配金支払の遅延につきましては、弊社より7月9日にお知らせいたしましたとおり、貸付先からの延滞を原因とするものであり、「法律等に違反する」ものではございません。

 そのため、当該記事において言及されている同業他社の法令違反に伴う行政処分事例や、全く業態が異なるICOの事例とは、リスクの性質が全く異なるものと考えており、弊社の今回の事案がそれらの事例と並んで記載されることは、大変遺憾でございます。

 また、弊社が貸付先の詳細について開示を行っていないのは、貸金業法上の解釈・運用に従ったものであり、その中で投資家の皆様への情報開示に努めております。

 分配金の支払いが滞ることとなりましたファンドの投資家の皆様にはご心配、ご迷惑をおかけしておりますが、弊社といたしましては引き続き貸付債権の回収に向けて鋭意努めてまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

参照元:弊社に関する報道について
2018年7月12日 SBIソーシャルレンディング株式会社

これまでの説明と一貫しており、今回の遅延は法律等の違反などに起因していないとの主張です。

昨今のSL業界ではポンジスキームや不正流用など法律違反が横行して問題となっております。
SBIグループのSBIソーシャルレンディングではそのような違反は起きていない可能性が高いと考えています。

貸付先の情報開示が進んでいないのは貸金業法上の要請とのことです。
今後は投資家保護のため、投資家への情報開示に可能な限り努めていただきたいですね。

SBIソーシャルレンディングへの今後の対応

SBIソーシャルレンディングの反論通り、今回の分配金の支払い遅延を、
同業他社の法令違反に伴う行政処分事例と同列にして「ネット金融、急拡大で増えるひずみ」として扱うのは違和感を感じます。

新聞記事ですので多少はセンセーショナルな記事タイトルにしたかったといった所でしょうか?

 

SBIソーシャルレンディングの真摯な対応期待するとともに、
回収に向けてSBIグループ会社として腕の見せ所と思っております。

今回の対応次第でSL業界におけるSBIソーシャルレンディングの価値を高めることも可能ではないでしょうか?
投資した立場としてはどのように対応していただけるのか期待すらしています。

また多少時間がかかったとして当初のLTV設定から考えても元本毀損は軽微かと想定しています。

 

今回のファンドに投資した投資家は私も含めて、本件に対して過度に悲観する必要はないと考えています。
しかしながらSBIソーシャルレンディングがしっかりと対応するように監視することは重要です。

 

結果がでるまでただ傍観することなく適切に問い合わせなどを実施して状況を確認したいと思います。

 

 

管理人クロノはソーシャルレンディングで資産運用中です。

株式投資と違い日々の値動きを気にせずに資産運用が可能なのがソーシャルレンディングです。
しかしながら最近になり事業者リスクが高まり、運用するSL業者の選別が重要になっています。
私が現在投資中のSLの中でも今オススメできるのはOwners Bookになります!

利回りはそれほど高くありませんが、不動産プロの目利きによる案件のレベルの高さがいいですね。
また、早期償還になった際に想定利回りが上昇することもあるので資産の運用効率も良くなりますね!

案件数はそれほど多くない上に人気化することも多いです。
まずは口座開設を済ませて、納得できる案件が出た際に少額から投資を開始するのをオススメします。

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